ビジネスマン、サラリーマン必見!初心者でも名刺入れができちゃう!?

名刺入れ
こんな人向けの記事です

・本革の名刺入れが欲しい
・カッコいい名刺入れが欲しい
・誰も持ってない自分だけの名刺入れが欲しい

 

もうすぐ人間ドックを控えているTKです。

こんばんは。

 

さて、今回は現役サラリーマンこと私TKにも必須アイテムである名刺入れを作ってみたいと思います。

ビジネスマン、サラリーマンなら必ず持っているものです。

 

 

街のショップをのぞいてみると、名刺入れもホント色々あります。

中でも本革の名刺入れってやっぱりカッコいいですよね。

 

今回は、そんなカッコいい名刺入れを自分で作れたらどんなにいいか。

と言うことでまずは簡単なものから練習していこうと思います。

 

最終的にはカッコいいのができますよ!

今回は2部構成でお届けします。

 

 

それではいってみよー。

 

①柔らかい革の名刺入れ

 

第一弾は、柔らかめの革で作る名刺入れです。

硬めの革で作りたい人は、
第二弾
に飛んでください。

 

 

今回使用する革は、牛革だけど1mm厚でオイルレザーの柔らかいものです。

触り心地も優しくて手に馴染む感じです。

 

カットしていきます。

とても柔らかいので革包丁では切りにくいため、普通の裁ちバサミでカットします。

 

型紙欲しい方は、お問い合わせフォームからご連絡下さい。

メール返信にて型紙データをお送りします。

今回、構造が非常にシンプルなのもあって、私は型紙使わずに寸法で切ってしまいました。

皆さんは型紙をご活用ください。

 

切り出したところ。

 

床面を磨いたところ。

 

ここでご注意。

いつものサドルレザーのつもりで磨いていたら革が柔らかすぎて伸びてしまいました。

トコ面処理をやる時は気をつけましょう。

柔らかい革を磨く時は優しく、端から内側に向かって磨きましょう。

内側から外側に向かって強く擦ると私みたいに伸びますよー(笑)

 

そんな2倍とかに伸びないので安心してください。

でもあまりやり過ぎると平気で5mmくらい伸びるのでお気をつけください。

 

今回の5mm程度は許容範囲だったので問題にはなりませんでした。

(ほっ、よかった。あせったー(笑))

 

 

お次は縫い目を決めていきます。

前回やったスマホケースでもそうですが、重ねて縫い合わせる場合、菱目の間隔がずれないように気をつけてくださいね。

 

適当に穴空けして合わせてみたら穴の数が違うとか初心者あるあるなので(笑)

 

安全策としては、穴あけする時に2枚重ねて菱目を打ってしまう方法です。

裏側の革の菱目の向きが逆になってしまいますが、穴位置がズレて縫えなくなるよりは良いかと思います。

 

縫い穴を完成させたところ。

 

それでは縫っていきましょう。

革が柔らかくても縫い方は同じです。

 

一点、気をつけることは縫った後に引き締めると思いますが、あまり強く引き締めてしまうと柔らかい革の場合、シワになってしまいます。

引き締め過ぎないように力を加減しましょう。

まずはマチから縫い付けていきます。

片側が縫い付けられたら次は反対側も同じように縫い付けます。

 

両側のマチの片側ずつを縫い付けられたら全体を折り返してマチの残りの片側も縫い付けていきます。

 

無事縫い付けられてマチ付きのポケットができました。

今回はたくさん入れられるようにマチの幅を1cmにしてみました。

50枚くらい入ると思います。

 

さあ、残り少しです。

マチ付きのポケットの反対側に受け取った名刺を一時的に入れておく、マチなしポケットを作ります。

 

こっちはマチがないので普通に縫うだけなので、もう楽勝ですよね?

前回のスマホケースから見て頂いている人ならもう慣れてきてるかも。

 

ではでは仕上げていきましょう。

 

縫い終わりました。

 

完成ですね!

まとめ動画を作りましたのでぜひ見てやってください。

 

②厚め、硬めの革の名刺入れ

次は厚めの革で名刺入れを作ってみましょう。

 

今回選んだ革は、こちら!

 

 

じゃーん!

ワニ革!

 

 

 

かと思いきや、牛革にワニ柄を立体的に型押しした革でした(笑)

 

こういう革も売っているので色々選んでみてください。

なかなか楽しいですよ。

(本物のワニ革は高くて買えないよねー)

 

 

さて、基本的な手順は先ほどの柔らかい革と同じなのでそれほど新しいことはないのですが、最大の違いは革の厚みによる硬さですね。

 

初めて挑戦される方は、ヌメ革の1mmか1.5mmから始めてみても良いかと思います。

2mmは思った以上に手強いです。

 

でも頑丈なので仕上がった後の丈夫さは折り紙付きです。

 

私が通勤で使っているビジネスランドセルも2mm革で作りました。

もう7〜8年使っていますが、革の部分は全く問題ないです。

むしろ糸や金属部品の方が先にヘタってきます。

慣れてきたら是非チャレンジしてみてください。

世界に一つだけのカバンは使っていて満足度がMAXですよ!

 

何かあっても自分で直せるしね!

レザークラフトはやっぱ良いですよねー。

 

 

あ、すいません、脱線しました(笑)

 

 

それでは革を切り出していきます。

今回もサボって寸法から切り出しました。

(すいません。次は型紙からやります。)

 

 

切り出せました。

次は床面処理とコバ処理をやっていきます。

 

 

床面処理が完了しました。

床面はトコフィニッシュで仕上げています。

安定の仕上がりです。

 

 

ところで実は最近、トコプロという新しい仕上げ剤を入手しました。

 

レザークラフトを始めた頃から使っているクラフト社のトコフィニッシュとトコプロの2種類になりましたので、使い分けてます。

 

◇トコフィニッシュ

トコフィニッシュ (80ml)

 

トコフィニッシュは広がりやすいので面積の大きい床面を処理するのにもってこいです。

 

比較的安いので気兼ねなく使えます。

 

対してトコプロは初めてだったので小さいタイプを買ったのですが、良い感じなのでなくなったら大容量タイプを買おうと思ってます。

◇トコプロ

クラフト社 トコプロ 100g

 

こちらは見た目がトコノールに似ていてトコフィニッシュより粘度が高めです。

私としてはひとまずコバ処理に使うことにしてます。

 

トコフィニッシュよりコバ処理に向いてる気がします。

良い感じに輝きます。

 

皆さんもお好みの仕上げ剤を見つけてみてください。

 

トコノールというのがかなり有名なのですが、一度販売中止になってしまった製品で買えない時期があったみたいです。

今は再販始まっているので、買えます。

 

ただし、先日何でも売ってると思って新宿のハンズに行きましたが残念ながら売ってませんでした(涙)

(東急ハンズの頃はレザークラフトコーナー広くて色々売ってたんですけどねぇ、残念)

 

代わりにトコプロ買ったんですけどね(笑)

 

ネットには売ってるので、欲しい方はネットで買うのが早くて便利ですよ。

◇トコノール

SEIWA トコノール 無色 120g

 

私もネットで買うことが多いんですが、仕事で東京に出るので帰りに寄ったりしてます。

(革見始めるとあっという間に時間が経っちゃうんですよね。気をつけないと。)

 

 

さて、作業に戻りましょう。

厚め硬めの革のコバ処理は、ヘリ落としで角を落としてから磨きましょう。

今やるコバ磨きはひとまず程度で良いです。

最終的に革が重なる部分は最後にしっかりと磨きますので。

 

レザークラフトは磨きで決まると言っても過言ではない!と私は勝手に思ってます(笑)

 

いや、ホントにコバが綺麗な作品は見た目にもすごく良いです。

高級感もありますしね。

 

最後のコバ処理を楽しみにしていてください。

 

一点、コバが重ならないポケットの開口部は縫う前にしっかり磨いておきましょう。

縫い付けると磨きにくくなりますし、磨けないところもでてきます。

 

 

コバの写真撮るの忘れてて縫った後に気付きました。

すいません。

 

コバ処理が終わったら次は縫い穴を空けていきます。

 

今回は2mm厚なのでしっかり穴を空けておかないと縫う時に苦労するので確実に貫通させましょう。

 

穴あけが完了したところ。

詳しい穴空け方法は前回のスマホケースで解説しているのでこちらをどうぞ。

 

さて縫い穴も準備できましたので早速縫い付けていきましょう。

 

基本的な平縫いのやり方もスマホケースで解説しましたのでご確認ください。

写真じゃわかりにくいと思って動画撮ってるんですが、カメラが邪魔で縫いにくいんですよね(笑)

 

縫いやすい位置に自然と動くんですが、そうするとフレームアウトしちゃうんですよ。

動画撮るの難しいですね。

 

なんか固定台とか用意して真上から撮るとかしないとダメそうですね。

考えておきます。

 

 

第一弾の名刺入れと少し形を変えています。

全く同じじゃ面白くないですからね。

(実は革の長さが足りなかったので同じ形にできなかったんですよね。苦肉の策です(笑))

 

結果的に2パターン紹介できたのでひとまず良かったかな。

 

マチとポケットが一体になっているので、直角に曲げる所が3つあります。

2mmの革で敢えてこの形にするとか完全にMですね(笑)

曲げるの結構苦労しました。

 

マチ付きポケット部は各直線の縫い始めがかなり大変です。

革の応力が強いのでしっかり合わせて縫わないと穴位置がずれたり、ゆるゆるになったりします。

今回の1番慎重に進めるポイントです。

革同士を押さえておくクランプやレーシングポニーの様なものがあるとやりやすいかもしれません。

 

昔レーシングポニーを自作したんですが、最近あまり使わなくなったので大掃除の時に捨ててしまいました。

レーシングポニーが気になる人は買ってみるのもアリですよ。

両手が自由になるのでとても縫いやすくなります。

 

◇レーシングポニー

レザークラフト ステッチングツリー レーシングポニー

 

レーシングポニーは、サイズにもよりますが、卓上に置いて使うタイプと自分のお尻の下に挟んで使うタイプがあります。

 

たぶん元々跨いで使うタイプから始まったのでポニーという名前が付いたんでしょう。

(調べてないので推測です。)

 

さて、そうこう言ってるうちに完成間近となりました。

 

 

全て縫い終わったところです。

 

 

さあ、お待ちかね。

仕上げのコバ磨きの時間です!

 

 

 

え?待ってない?

まあまあダンナ、そう言わずに付き合って下さいよ(笑)

 

 

さっきもお話しした通り、私としてはコバ磨きに情熱を傾けていましてね。

 

輝くコバは、正義です(笑)

 

ごたくはこのくらいにして、磨きの手順は以下の通りです。

ヤスリ、ドレッサーなどでコバを荒らす(でっぱりを削る)

仕上げ剤を塗って磨く

ヤスリでならす

磨く

ヤスる

磨く

ヤス

ミガ

 

(笑)

大昔の初代バイオハザードのパクリネタでした。

失礼しました。

(最近の若い人は知らないよねー)

 

冗談はさておき、半分本気でどこまで繰り返すかは、自分次第です。

終わりがないのがコバ磨きです。

どこかで妥協、満足しましょう。

 

 

と言うことで完成です。

 

まとめ動画も完成したら掲載しておきます。

 

 

今回も最後までご覧頂き誠にありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

 

それでは。

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